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なぜ健康保険が使えないの?

日本では先だっては後期高齢者医療制度が「現代の姥捨て山」などと言われてずいぶん問題になりましたが、国全体としては世界的に見ても優れた国民皆保険の国で、ほとんどの国民が少ない自己負担で高度な医療が受けられます。

しかし美容整形やプチ整形には健康保険が適用されません。

それは何故でしょうか?

健康保険は国民が病気やケガをした時に、貧富の差無く病院で治療が受けられる様にとの目的で作られた制度です。

ですから簡単な話、病気の治療でもケガの治療でも無く、キレイになりたいだけの美容整形やプチ整形には、健康保険が適用されないのは当然の話という事になりますね。

目が一重まぶたでもバストが多少小さくても生きて行くのに不具合は無いでしょう?

ただケガや火傷で変形した体の部位を生活に差し支えない様に治療し、連続して外観上もあまり他人に違和感を与えないように病院で整形する様な場合は、やっている事は美容整形と同じでも健康保険が適用されます。

例えば大火傷の治療をした後、ケロイド上になった皮膚の上に体の別の場所から取って来た皮膚を移植してキレイにする様なケースですね。

歯の美容整形の審美歯科でも歯並びを良くする歯列矯正なども、その目的が美容ではなく歯の咬み合わせを矯正するという目的なら健康保険が使えます。

歯の咬み合わせが悪いと食物がうまく咀嚼出来ないだけでなく、ひどい肩凝りや頭痛に悩まされる事がありますので、この様な場合の歯列矯正は立派な治療目的になるわけです。

もちろん上記の様なケースで美容整形と同じ様な治療で健康保険を使う場合は、カルテには医学上の正式な治療名が記載されます。

元々美容整形というのはちょっとした病院なら必ずある形成外科が発祥ですから、施術の内容には同じ様なものがあるのが当り前です。

形成外科以外の外科や皮膚科などの治療の中にも、美容整形と同じ様な治療はたくさんあります。

今の美容整形はこの様な病院の様々な診療科の技術がミックスされ、その後独自に発展したものです。

但し、例え病院の診療科で似た様な治療がされていても、今後純然たる美容整形やプチ整形に健康保険が使える様になる事は、健保財政も厳しい折からまず無いでしょうね。

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